自作キーボード「Flake」で発生した謎の入力不具合:ZMKの設定変更で解決


オープンソースのエルゴノミクスキーボード「Flake」の製作において、特定のキーが断続的に反応しなくなるという不可解なトラブルが報告されました。

報告者によると、自身でビルドした2台のFlake(Mediumサイズ)において、スリープからの復帰後に一部のキーが反応せず、数回連打すると突然「ffffff」といった具合に連続入力されるなどの現象が発生していました。物理的な故障を疑い、ダイオードの導通確認やスイッチの交換、さらにはPCB上のパッドを直接ショートさせるなどの徹底的な調査が行われましたが、ハードウェア側に不備は見つかりませんでした。

最終的に、この問題はZMKファームウェアの設定に起因することが判明しました。具体的には、NKRO(Nキーロールオーバー)を有効にする設定(CONFIG_ZMK_HID_REPORT_TYPE_NKRO)が、特定の環境下で復帰時の入力ラグや無反応を引き起こしていたとのことです。この設定を無効化することで、キーの挙動は正常に戻り、問題は無事に解決されました。

自作キーボードにおける「再現性の低い入力不良」は、ハードウェアの欠陥と思われがちですが、今回の事例のようにファームウェア側の詳細な設定が影響しているケースも少なくありません。同様の症状に悩むユーザーにとって、非常に有益な知見と言えるでしょう。詳細はGitHubのIssue #18にて公開されています。