「私よりも多くの国を旅したキーボード」配送トラブルが生んだ2ヶ月間の奇妙な物語
高級キーボード「Geon Works F1」の売却に伴い、ハンガリーからスペインへ発送された一台のキーボードが、配送業者のミスにより約2ヶ月間にわたって欧州各地を彷徨うというトラブルが発生しました。
事の始まりは、配送業者DPDによる一方的な追加料金の徴収でした。さらに、発送から1ヶ月が経過しても荷物は届かず、業者は「紛失」を認めたものの、提示された補償額は1kgあたりわずか8.8ユーロという、数百ドルの価値があるキーボードに対してあまりにも不当なものでした。

投稿者が欧州小額訴訟手続の準備や当局への苦情申し立て、さらには役員への直接メールなど強硬な手段に出ると、業者は即座に荷物を「発見」。しかし、そこからも迷走は続き、トラッキングデータ上ではスペイン、オーストリア、ハンガリー、ドイツを行き来するという異常な事態に陥りました。
最終的に、キーボードは無事に差出人のもとへ返送されましたが、その追跡履歴はまさに「持ち主よりも多くの国を旅した」状態でした。

幸いにもキーボード本体はほぼ無傷でしたが、返送手続きや返金処理には依然として多大な労力を要しているとのことです。海外間での個人売買や発送には、常にリスクが付きまとうこと、そしてトラブル時には毅然とした態度で交渉する必要があることを再認識させるエピソードとして、コミュニティで大きな注目を集めています。