1983年製 Yamaha QX3に採用された「4色成型キーキャップ」の驚異的な品質


Redditの「r/MechanicalKeyboards」コミュニティにて、1983年に発売されたヤマハのMIDIシーケンサー「Yamaha QX3」に搭載されているキーキャップが大きな話題を呼んでいます。注目を集めているのは、現代のカスタムキーボード市場でも滅多に見ることのできない「4色成型(Quadruple-shot)」で作られたキーキャップの存在です。

Yamaha QX3の4色成型キーキャップ

通常、高品質なキーキャップといえば物理的に印字が摩耗しない「2色成型(ダブルショット)」が主流ですが、このビンテージ機材には、ベースカラーに加えて3色の文字やシンボルをそれぞれ別々のプラスチック樹脂で成型するという、非常に複雑でコストのかかる製造手法が用いられています。

キーキャップの裏面構造

投稿者も「このような特定の用途に対して、信じられないほどの投資と品質が注ぎ込まれている」と驚きの声を上げており、スレッド内でも1980年代の製造業が誇る妥協のないクオリティと、その金型にかかったであろう膨大なコストに感嘆するコメントが多数寄せられています。現代のDIYキーボード愛好家にとっても、当時の専用ハードウェアの作りの良さを再認識させられる貴重な資料と言えるでしょう。