1972年製カシオ電卓「AS-C」のキーボード:超高信頼なリードスイッチの魅力


Redditのコミュニティにて、1972年に発売されたカシオのヴィンテージ電卓「AS-C」のキーボード構造が話題になっています。カセットフューチャリズム(レトロフューチャーなデザイン)を愛好するユーザーの間で注目を集めたこの電卓は、現代のメカニカルキーボードファンにとっても非常に興味深い内部構造を持っています。

カシオ AS-C 電卓の外観

注目すべきはキーボードの裏側と、そのスイッチ機構です。VintageCalculatorsの情報によると、各キーの隣にはリード(磁気)リレーが封入されたガラスカプセルが配置されています。各キーにはワイヤーで磁石が取り付けられており、キーを押し込むことで磁石がリードリレーに近づき、電気接点が閉じるという仕組みになっています。

キーボード裏側の構造

このような方式のキースイッチは初期の多くの電卓で採用されていました。製造コストは高価になるものの、物理的な接点摩耗が少ないため「超高信頼性(ultra-reliable)」を誇ります。当時の妥協のない堅牢な設計思想と、時代を超えてロマンを感じさせるヴィンテージ機器の魅力が詰まった事例と言えるでしょう。