1888年には既に議論されていた?キーボードによるRSI(反復性過労損傷)の歴史的記録


エルゴノミクスキーボード(人間工学に基づいたキーボード)の世界では避けて通れない課題である「RSI(反復性過労損傷)」。現代特有の悩みかと思われがちですが、実は130年以上前から議論されていたことが分かり、コミュニティで話題を呼んでいます。

Redditのr/ErgoMechKeyboardsにて紹介されたのは、1888年に発行された雑誌『The Cosmopolitan Shorthander』の記事です。そこには、当時普及し始めていたタイプライターの使用が原因で、手に痛みや障害が生じる可能性について論じられている様子が記されています。

1888年の雑誌に掲載されたキーボードとRSIに関する議論

当時はタイプライターの黎明期でしたが、速記者や事務員の間で既に身体への負担が懸念されていた点は、現在のエルゴノミクスキーボード愛好家にとっても非常に興味深い事実です。

私たちが今日使っている分割キーボードやカラムスタッガード(縦ずれ配列)などの工夫は、こうした19世紀から続く「タイピングと健康」の歴史的な闘いの延長線上にあると言えるでしょう。キーボードの歴史の深さを感じさせる、非常に貴重な史料です。