flixo氏による手配線ユニボディ・スプリットキーボード「Untitled keyboard」


自作キーボードコミュニティにおいて、flixo氏が製作した新作のユニボディ・スプリットキーボード「Untitled keyboard」が注目を集めています。現時点では特定の名称が付けられていないこのプロジェクトは、作者の独創性が光る一品です。

本機の最大の特徴は、内部回路がすべて「手配線(handwired)」によって構築されている点にあります。一般的なプリント基板(PCB)を使用せず、一つひとつのスイッチをワイヤーで丁寧に繋ぎ合わせるこの手法は、自作キーボードにおける最もプリミティブかつ挑戦的なビルド方法の一つです。

デザインは、左右のキー配列に角度を持たせたスプリット(分割)配置を、一つの筐体に収めた「ユニボディ・スプリット」形式を採用しています。これにより、左右に分かれたセパレート型のような設置の手間を省きつつ、タイピング時の手首への負担を抑えるエルゴノミクスな利点を享受できます。

細部までこだわり抜かれたこのキーボードは、既製品にはないカスタムならではの魅力と、手配線技術の結晶と言えるでしょう。今後の進展や、正式な名称の決定が楽しみなプロジェクトです。

Untitled keyboard